2022-11-07
当社が提供するクラウド型MDMサービス『BizMobile Go!』を、全日本空輸株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役社長:井上 慎一、以下:ANA)が、2020年に世界中のグランドスタッフ向けに導入したモバイル端末の管理にご利用いただいております。
ANAグループでは、空港でのオペレーション業務において、お客様からのお問い合わせに対する搭乗口の案内、運航状況の確認などのために、2020年4月から全世界で約9,000台のiPadを世界各地の空港で働くグランドスタッフ向けに導入しています。このタブレット端末は、お客様対応だけでなく、グランドスタッフの教育マニュアルや動画の閲覧など、訓練や研修のためにも利用されています。
これらの端末には、秘匿性の高い情報を扱うアプリケーションがインストールされているため、対象のアプリを空港エリア内でしか使用できないよう、使用範囲を制御できるシステムとしてジオフェンスが最適であると考え、ジオフェンス機能を搭載したMDMサービスであるBizMobile Go!が採用されました。
ジオフェンスとは、仮想的な境界線で囲まれた任意のエリアのことで、モバイル端末のGPSによる位置情報を利用して、その特定のエリアに出たり入ったりした際に記録や通知を行うなど、観光・マーケティング・防災など、幅広い場面で利用されています。BizMobile Go! では、ジオフェンス機能を使い、モバイル端末がどのエリアに出入りしたかを検知し、エリア毎に指定可能なルール(アプリケーションや機能の制御)を自動適用できます。ジオフェンスはWeb管理画面のGoogle Maps上に円を描くことで簡単に設定できます。
この度のANA様の事例では、この任意のエリア内でのみ秘匿性の高い情報を扱うアプリケーションを使えるようにすることで、情報セキュリティの課題を解決しました。またBizMobile Go!にはグループごとにテンプレートを設定できる機能があり、一つのシステム上で複数のグループを決めてそこで設定した内容を容易に端末に反映できるというもので、ANA様でもこの機能が大変便利であると評価いただいています。
BizMobile Go!は、これからもお客様のニーズに沿った技術開発と、日々進化するモバイル端末にいち早く対応するMDMとして進化し続けます。
全日本空輸様は、「あんしん、あったか、あかるく元気︕」を合言葉に、お客様の快適な空の旅を提供するために、日々新たな取組みをしています。その一つが、グランドスタッフへのタブレット端末の導入です。現場とのコミュニケーションを密に取りながら導入することで、常にお客様に寄り添う気持ちをもって、最高の価値を生み出しています。
全日本空輸株式会社
(英文名称:ALL NIPPON AIRWAYS CO., LTD.)
設立:1952年12月27日
所在地:〒105-7140 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター
従業員数:13,689名(2022年3月31日現在)
代表者:代表取締役社長 井上 慎一
事業内容:定期航空運送事業・不定期航空運送事業・航空機使用事業・その他附帯事業